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ポリオレフィン架橋発泡シートへ導電性を付与するための加工に関する研究 長岡産業株式会社

事業概要

  • 発泡ポリエチレンシート及びPETフィルムへの導電性ポリマーコーティングによる透明導電性付与技術を確立
  • ブリードアウトが無く、表面抵抗値 10の7乗~10の8乗Ωの導電性を実現
表面抵抗と静電気について
分野、期間、段階
技術分野 IT
研究開発期間 平成19年10月~
事業化段階 商品化段階

利用した制度

制度リスト
滋賀の新しい産業づくりチャレンジ計画の認定
滋賀県中小企業新技術開発プロジェクト補助金
滋賀の新しい産業づくり促進資金
滋賀県市場化ステージ支援事業補助金

技術開発の成果

開発に至った経緯(背景)

従来、発泡シートへは界面活性剤もしくはカーボンを練り込むことにより帯電防止機能を付与していた。しかし、界面活性剤のブリードアウト、カーボンの滑落といった点が欠点として挙がっていた。

また導電性能にも限界があるため、表面抵抗値10の7乗Ω前後の領域がカバーできていなかった。本開発は、ブリードアウトや滑落が無く、10の7乗Ω前後の表面抵抗値の発泡シートを得る事を目標に行った。

開発した技術・製品

透明導電ポリマーのコーティングを施すことにより、ブリードアウト(転写)が無い帯電防止発泡シートを開発した。更にPETフィルムへ応用する事により、光線透過率が90%以上の透明性の高い導電性PETフィルムの開発にも成功した。従来、電子部品搬送用の導電性キャリアテープではカーボンを練り込む為、中身が見えず、実装するまで部品(中身)の良否判定が出来なかった。当社の開発品を基材に使えば、部品実装前に良否判定ができ、歩留り改善を期待できる。

  • 【特徴】
    • ブリードアウトが無い
    • 表面抵抗値10の5乗~10の8乗Ω
    • 透明度が高い(光線透過率90%以上)
    • 他素材への展開も可

開発の内容

コーティング後の乾燥温度と凹凸のある発泡シート表層に対する均一なコーティングがポイントとなった。基材の発泡ポリエチレンは耐熱温度が80℃と低い為、通常の乾燥では変形をおこしてしまう。また発泡シート表層にはμm単位の凹凸があり、凹凸に追随させないと安定した導電性を確保できない。そこで、低温で短時間に乾燥でき、凹凸に追随するコーティング液の開発に取り組み、開発に成功した。

写真

事業化への取り組み

中小企業基盤整備機構の販路コーディネート事業に採択され、各企業へのPRを行った。トレイやキャリアテープ、粉体搬送袋など高透明な帯電防止シートやフィルムを必要とされているユーザーに基材として供給していきたい。また今後は、透明性を保ったままで10の1乗~10の2乗Ωの高導電領域の製品を開発していく予定。

経営者(担当者)からのコメント

製品に付加価値を付ける下地材として当社のコーティング技術をご活用頂ければと思います。今後、発泡ポリエチレン、PETシート以外の基材にもコーティング検討を行っていく予定。ロール品であればコーティング出来ますので、帯電防止機能を付与する際の委託先としてご検討頂ければと思います。

企業情報
代表者 井上 哲
資本金 4,000万円
従業員数 130名
設立 昭和29年7月
本社 滋賀県大津市粟津町2-61
主な事業 1.発泡ポリオレフィンシートの加工/2.フィルムシートの加工(スリット・製袋)/3.硬質プラスチックの加工(アクリル・ポリカなど)/4.飛び出し人形の製造
TEL 077-534-9985
FAX 077-534-9993
ホームページ http://www.nagaoka-sangyou.jp

お問い合わせ

滋賀県商工観光労働部モノづくり振興課 
電話番号:077-528-3791
FAX番号:077-528-4876
メールアドレス:fd00@pref.shiga.lg.jp
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