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廃水処理における窒素除去剤に関する研究 センカ株式会社

事業概要

  • 粒径100nmの粒子表面にイオン性を帯びた微粒子分散液を開発
  • 水中の有害物質を吸着し簡便に除去することが可能
分野、期間、段階
技術分野 環境
研究開発期間 平成19年10月~
事業化段階 試作段階

利用した制度

制度リスト
滋賀の新しい産業づくりチャレンジ計画の認定
滋賀県中小企業新技術開発プロジェクト補助金
滋賀の新しい産業づくり促進資金
滋賀県市場化ステージ支援事業補助金

技術開発の成果

開発に至った経緯(背景)

金属加工品製造工場等から排出される廃水には酸洗工程由来の(亜)硝酸イオンが多く含まれており、また、し尿、生活廃水、肥料、化学等の工場廃水にはアンモニア性窒素が多く含まれている。環境省が策定した第6次水質総量規制においても窒素成分の総量規制基準値が引き下げられ、放流前に廃水中の(亜)硝酸性窒素、アンモニア性窒素濃度を簡便に低減させることが可能な処理技術が要望されている。

開発した技術・製品

粒子表面がカチオン性ポリマーで修飾された「ナノアタッカーC」を開発。粒子径約100nmの微粒子分散液で、従来薬品による除去が困難であった廃水中の(亜)硝酸性窒素を吸着し、簡便に除去することが可能。粒子表面がアニオン性ポリマーで修飾された「ナノアタッカーA」も開発。

【特徴】

  1. 粒子表面がイオン性を帯び、中心部が疎水性高分子というコア-コロナ型構造を有した粒子径約100nmの微粒子分散液。
  2. ナノアタッカーCを用いることで、従来薬品による除去が困難であった(亜)硝酸性窒素やPFOS,PFOA類の除去が可能。

開発の内容

マクロモノマー法を適用し、粒子表面がカチオン性を帯びたコア-コロナ型微粒子の作製方法を検討。得られたカチオン性コア-コロナ型微粒子を用いた凝集沈殿法で約40%の硝酸イオンを除去できた。また同様の処理方法で近年問題視されているPFOS,PFOA類を60%~90%程度まで除去できた。粒子表面がアニオン性を帯びたコア-コロナ型微粒子の作製方法も検討し、粒子径約100nmの微粒子分散液が得られた。

模式図

事業化への取り組み

ナノアタッカーのPRを目的に「びわ湖環境ビジネスメッセ2009(開催日10月21日~23日)」に出展した。多くのメーカー、商社に興味を持って頂き、今後サンプルワーク、先方での評価試験を行う予定。ナノアタッカーを実機レベルで製造する際のスケールアップの検討も行う。

経営者(担当者)からのコメント

界面活性剤の粒子径をナノ単位にすることにより、従来に無い界面活性機能が発揮できないかと考えています。その一例として当社がすでに手がけてはいますが、水処理、廃水処理の中でも処理困難な有害物質に対しても異なったメカニズムから浄化処理できるのではないか、また、農薬散布などからの土壌汚染に対しても活路が開けるのではないかと期待してます。

企業情報
代表者 嶋田 邦征
資本金 10,000万円
従業員数 110名
設立 昭和25年3月
本社滋賀湖南事業所 大阪市鶴見区放出東1-17-34滋賀県湖南市大池町7-2
主な事業 1.繊維加工薬剤 2.製紙用薬剤 3.水処理剤等工業用薬剤の製造販売
TEL 0748-75-1155
FAX 0748-75-1312
ホームページ http://www.senkajpn.com

お問い合わせ

滋賀県商工観光労働部モノづくり振興課 
電話番号:077-528-3791
FAX番号:077-528-4876
メールアドレス:fd00@pref.shiga.lg.jp
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