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家畜廃棄物を利用して循環式で消臭効果の優れた、家畜舎用のバイオ敷き料に関する研究 株式会社高島循環農業センター

事業概要

  • 家畜廃棄物を2週間で発酵する技術を用いて消臭効果の優れた、家畜舎用のバイオ敷き料を試作。
  • 2週間サイクルで廃棄物からバイオ敷き料へ循環する耕畜連携システムを構築。
分野、期間、段階
技術分野 環境・バイオ
研究開発期間 平成21年~
事業化段階 試作段階

利用した制度

制度リスト
滋賀の新しい産業づくりチャレンジ計画の認定
滋賀県中小企業新技術開発プロジェクト補助金
滋賀の新しい産業づくり促進資金
滋賀県市場化ステージ支援事業補助金

技術開発の成果

開発に至った経緯(背景)

現在使用されているおが粉敷き料は牛の排泄物の臭いや水分を吸収させるために必要なものであるが、その耐用期間は2週間しかなく、大量の畜産廃棄物となる。この廃棄物は、堆肥化する事を義務付けられているが、堆肥化に半年程かかるためストックに場所をとり、堆肥を農地に散布できる期間も制限されることから十分活用できておらず問題点も多い。そこで、畜産廃棄物を2週間で発酵しバイオ敷き料として再利用する技術を開発し、2週間サイクルで持続循環する耕畜連携システムの構築を目指すこととした。

開発した技術・製品

2週間という短期間で畜産廃棄物から発酵養土を生産する高速高温発酵技術を開発した。この技術を用いて牛舎の床に敷き詰める従来のおが粉敷き料に替わるバイオ敷き料の試作を行った。

  • 【特徴】
    • 従来発酵期間が半年以上かかるところを2週間で発酵完了。
    • 含水率30%以下で2週間の耐用が可能。
    • 塊状にならずパサパサで、悪臭分解効果が高い。
    • 外来の雑草種子や病原菌等、有害物質の死滅を確認。

開発の内容

当社の発酵技術である高速高温発酵システムを用い、バイオ敷き料の原料となる発酵養土を畜産廃棄物から2週間で生産する技術を開発した。次に、含水率等の調整を行うために、もみ殻等、副資材の混合を行い、バイオ敷き料の試作を行った。試作品についてはバイオ敷き料への可能性を評価するため、含水率、微生物状況、臭い等の評価を行った。その結果、夏場と冬場では発酵の違いから敷き料中の含水率に差が発生し品質にばらつきがあることがわかった。

発酵槽
高速高温発酵システム
敷き料
バイオ敷き料試作品
敷き料試験
牧場での敷き料試験

事業化への取り組み

現在、バイオ敷き料が年間通して安定した含水率になるように、混合資材の開発や発酵微生物相の調整等の諸条件の検討を行っている。同時に、運営中の牧場の床にて実証実験を行い、年間を通じて品質の安定性や牛舎の環境改善性、牛の健康状態、費用対効果などの調査分析を行っている。

経営者(担当者)からのコメント

畜産農業とこれから始まる有機農業との連携システムを、あらゆる方向から持続可能な構造になるようなシステムを考案しています。健康面からも環境面からも、そして地域農業が活性化できるような次世代農業を見学できる施設として発表でき、農業に係る方々が相乗効果を得て、地域が活性化できるモデル事業を発信していきたいと考えます。

企業情報
代表者 岸田與太良
資本金 1,750万円
従業員数 4名
設立 平成20年12月
本社 滋賀県高島市安曇川町田中2382番地
主な事業 1.有機廃棄物を資源とする発酵養土(堆肥)と有機液肥を生産販売および農業指導/2.高速高温発酵システムの販売と有機農業のソフトとメンテナンスの提供
TEL 0740-32–0796
FAX 077-589–5199
ホームページ http://www.konkenbio.com/

お問い合わせ

滋賀県商工観光労働部モノづくり振興課 
電話番号:077-528-3791
FAX番号:077-528-4876
メールアドレス:fd00@pref.shiga.lg.jp
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