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世代をつなぐ農村まるごと保全向上のために〜滋賀らしい「農地・水・環境保全向上対策」の取り組み方〜

新しい対策の背景

  • 農地や農業用水などの資源は、農業生産のためだけでなく、琵琶湖をめぐる豊かな農村の環境をつくり上げるなど、県内全域におよぶ大切な役割を果たしています。
  • 農地や農業用水などの資源が生み出す景観や豊かな生態系の恵みは、農家だけが受けるものではありません。農村地域にたくさんの農家以外の方が暮らす今日、ますます多くの人にその恩恵が広がるようになっています。
  • これらの役割は、これまで農家を主体とした集落などの共同活動で守られてきましたが、農家が減り、農業者の高齢化が進んでいる現在、これまでと同じ仕組みでは守っていくことがむずかしくなっています。
  • さらに、今後、担い手農家に各種の農業施策が集中していくことから、資源の維持保全や農村の保全を、今後どのようにしていくのかが課題となっています。
  • このため、生産基盤の維持保全、県土・自然環境の保全、良好な景観の形成といった農業・農村の持つ多面的な機能を維持・発揮させていくための新しい仕組みを、地域ごとに作り上げる必要があります。

新しい対策のねらい

  • 農地や農業用水などの資源を琵琶湖にも配慮しながらきちんと管理し、その上で豊かな生態系や心なごむ田園景観を育みます。
  • 子どもたちから、高齢者までみんなが生き生きと暮らす農村の実現を目指し、農村を県民の共有の財産とします。
  • 安心安全な農産物をつくる環境こだわり農業を進めます。

集落では、非農家との混住化や高齢化が進んでいます

  • 農業集落のなかで農家以外の世帯の割合が「5割以上の集落」は80%あり、そのうち「農家以外が9割以上の集落」が約30%を占めています。(出典:2005農林業センサス農村集落調査)
混住化の割合
  • 農家の半数近くを70歳以上が占めています。さらに、10年後には65歳以上の耕作者が、下の図のように大部分を占めることが予想され、農家の高齢化が一層進みます。
年齢別耕作者の将来予測

農地・農業用水等の資源は、これまで農家を主体とした集落などの共同活動で守られてきましたが、これからはどんどんむずかしくなります

  • 地域の共同活動で、農地・農業用水等の資源を管理している状況を5年前と比べると「参加人数」が「減少した」集落は約3割となっています。(出典:2005農林業センサス農村集落調査)

これからも、きちんと管理できる仕組みをつくりましょう この対策は、この取り組みを応援します

  • 農地や農業用水などの資源が生み出す、景観や生態系などの自然環境をはじめとした恩恵は、農家だけではなく、農家以外も含めた地域住民全体に及んでいます。
  • このことを地域のみんなで再確認し、農家だけでなく農家以外の人たちも含めて、「どのような管理が必要なのか。それをどのように役割分担するのか。どんな地域を目指すのか。」について十分話し合ってください。
  • そして、地域ぐるみで「計画」をつくり、活動に取り組んでください。
  • この対策は、そういった皆さんの地域ぐるみの取り組みを応援します。

私たちの農村をまるごと保全し

子どもたちから高齢者まで

生き生きと暮らす農村を

みんなでつくりましょう。